2024年10月26日(土)、飯塚市のe-ZUKAトライバレーセンターにて「FUKUOKA学生ビジコン2024」が開催されました。このビジネスコンテストは、ブロックチェーン、AI、クラウドなどの先端技術を活用したビジネスプランを競うもので、福岡県内の大学生や専門学校生によるチームが参加しました。
主催は一般社団法人 飯塚友情ネットワーク、共催は福岡県と飯塚市、運営は株式会社ハウインターナショナルが担当しました。
■開会の挨拶■
飯塚友情ネットワーク会長の千々和が開会を宣言し、力強い言葉で参加者の士気を高めました。会場は期待と緊張感に包まれ、参加者たちはプレゼンテーションに臨みました。
■プレゼン説明■
続いて、飯塚友情ネットワーク副会長の正田がイベントの流れを説明しました。各チームには10分間のプレゼンテーションと10分間の質疑応答が与えられ、真剣な審査に挑む場となりました。
■プレゼンテーションの概要■
5チームによるプレゼンテーションが行われ、その概要は以下の通りです。
1. ASSIGN(アサイン)
予約キャンセルを他の利用者に譲渡できるプラットフォームを提案。年間約30億円規模の市場を見込んでおり、特に旅行業界での活用が期待されています。
ブロックチェーン技術による取引の透明性が高く評価され、
ブロックチェーン特別賞を受賞しました。
2. バリケン
個人の健康データをブロックチェーンで安全に管理し、ユーザーに最適な健康サポートを提供するサービスを提案。年商約30億円を目指しており、今後の成長が期待されています。
3. commUNE(コミューン)
企業と学生をつなげる就職支援サービス。企業からの年間使用料を収益源とするビジネスモデルで、就職支援に加えて学生を対象としたイベント集めにも活用できる可能性が評価されました。
この独自のアプローチが好評を博し、
優秀賞を獲得しました。
4. Food Trace(フードトレース)
生産者と消費者を直接つなげるプラットフォーム。具体的なビジョンに曖昧さがあるものの、ECとの連携による成長可能性が評価され、今後の発展が期待されています。
5. Deck Hub(デックハブ)
スライド発表会に特化したツールを提案。UI/UXにこだわり、スライド発表会にまつわる主催者、発表者、参加者を包括的にサポートするソリューションが評価されました。
デモも好評で、機能追加に伴うUIの複雑化を防ぎつつ開発を進めている点が高く評価され、
最優秀賞を受賞しました。
■審査結果発表■
審査結果が発表され、以下のチームが受賞しました。
最優秀賞: Deck Hub(デックハブ)
ブロックチェーン特別賞: ASSIGN(アサイン)
優秀賞: commUNE(コミューン)
受賞者の皆様に心よりお祝い申し上げます。また、惜しくも受賞を逃したチームにも敬意を表し、今後のさらなるご活躍を期待しております。
■総括コメント■
審査委員長の岸原氏や審査員の豊﨑氏、大久保氏、荒木准教授からは、全体的なプレゼンテーションの質の高さが際立っており、高く評価されました。
特に、若い世代の技術力とビジネス感覚の融合に大きな期待が寄せられ、社会課題の解決に向けた今後の取り組みが一層重要であると強調されました。
審査委員長:GxPartners LLP 代表パートナー・CEO 岸原稔泰氏
審査員:九州工業大学 情報工学研究院 准教授 荒木俊輔氏
審査員:福岡県未来ITイニシアティブ 事務主査 豊崎修平氏
審査員:飯塚市役所 経済部 経済政策推進室 産学振興担当 主幹補 大久保芳彦氏
■終わりに■
飯塚友情ネットワーク理事長の縄田は、参加者に「世界を相手に果敢に挑戦してほしい」と熱意あふれるメッセージを伝えました。
主催:飯塚友情ネットワーク 理事長 縄田修
参加者全員で集合写真を撮影し、イベントは無事に幕を閉じました。
FUKUOKA学生ビジコンは、技術力と社会貢献意識を育む場として、今後もさらなる発展が期待されます。